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え?元アイドルのお従兄ちゃんがわたしのクリフェラ係ですか!?

第16章 濃厚な奉仕と、彼の欲望

 そしてもどかしげに前開きのジッパーを下ろし、自らの欲望を取り出した。
 わたしは思わずまじまじと見つめてしまった。それをちゃんと見るのは、初めてなのだ。

「これが僕だよ、詩菜。えっちな詩菜を見て、欲情しちゃった僕。もっと、僕を見て……」

 せつない声でそう囁かれ、わたしは歓びが胸に広がるのを感じた。
 夕謡の硬く猛り、天を衝くかのように勃ち上がったそれが愛おしい。

「脚、閉じないでね。詩菜のイっちゃったおまんこ見ながら、オナニーしたい……」

 そんなことを囁かれると、またも媚肉がきゅんとなってしまう。
 夕謡は張り詰める欲望を自らの手で扱きはじめた。わたしは夕謡のそれと、彼の顔を交互に見遣る。先走りを垂らし、限界まで滾った夕謡の欲望と、快楽にゆがむ美しい彼の顔を。

(夕謡……色っぽくて、かっこいい……)

 心臓がどくどくと高鳴る。はじめて見る夕謡のいやらしい姿は、わたしの心をあらためてときめかせた。

「詩菜、しい、な……っ」

 夕謡がわたしの名前を呼びながら、激しく右手を上下させる。わたしは彼の露出した先端にくちづけたい衝動に駆られ、食い入るようにそこを見つめた。
 ――そこから吐き出される彼の欲望の正体を、早く見たい。

「……くぁ、しい……な……っ」

 夕謡はわずかに前傾姿勢をとり、さらに激しく肉茎を扱きあげた。やがて彼が呻くと、その先端から勢いよく白濁した液体が放出される。

「……はぁん……っ」

 ――わたしの、クリトリスをめがけて。
 温かい感触に、わたしは喘ぎを漏らす。液体が秘肉を伝う感触が堪らない。

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