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B限定(広義のセックス、狭義のセックスより改題)

第2章 連休初日、いざ挑戦TAKE1

聞いたことが、ある。
男子も中高年になると、射精までの時間が長くなりその結果この広義のセックス状態が2,3時間続いて、この極限の快楽状態をぞんぶんに楽しめるのだと。
セックスが本当に心身ともに楽しめるのは、アラフォー以降だという。

しかし、今のケンジはまだ中3、14歳。
チンポは、いかんせん、スケベな刺激に弱かった。

「あ」
ケンジの狂おしい思いが、その瞬間、和らいだような気がした。
ひょっとして…?

なつみが
「え?」
というような顔をした。

やがてケンジは、体から何かがスーッと抜けていくような感覚を覚えた。
恐る恐る、ケンジは、チンポ付近を見た。
予感は、当たっていた。
ケンジのチンポの頭から、なつみのおなかの上に、白いどろどろの汁が勢いよくドクドクと放出されている真っ最中だった。

それは、初めてセックス(狭義の)をする男女が、男子がよくやらかすそれだった。男子が特に性欲が強い場合に、よく起こる。これを防ぐには、あらかじめオナニーをしておくか、女子にフェラチオかパイズリをさせて1度放出させておくということが必要だ。
そしてこれは、男子が気が弱い場合、以降のセックスに恐怖心を覚え、インポテンツの原因にもなる。男女の精神的な結びつきが強ければ強いほど、男子にはショックになる。遊びのセックスだと思えばいいんだけどね…。

「ケンジ…」
なつみが心配そうな顔をして、ケンジを見やった。なつみには、上の性知識がどうやらあるらしい。性に関心がある女子中学生としては、ごく当然の知識みたいだ。

しかしケンジは
「ちょうど、いいね。なつみ」
と、あっけらかんとして、ティッシュで自分のチンポと、なつみのおなかを拭いていた。
この射精を1度した直後になつみのすっ裸を抱きしめたら、余裕で広義のセックスを楽しめるにちがいない。ケンジのオナニー時の経験が、そう告げていた。オナニーでは1度射精すると、2度目の射精までけっこう時間がかかるからだ。

しかし、ケンジは知らなかった。リアルの肉感がそう甘くはない、ということを。

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