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B限定(広義のセックス、狭義のセックスより改題)

第2章 連休初日、いざ挑戦TAKE1

「ケンジ~~~♡チンポ!入れてえええ~~~ッ♡」
なんと?なつみの美少女の口から、突然の卑猥発言。
そう、なつみは、ケンジと一糸まとわぬすっ裸どうしで抱き合ったその次の瞬間に、ねをあげてしまったのだ。

これで、この物語はあえなく終わり、ジ・エンド…。

そんなわけ、あるか!

「なつみ、忘れた?ぼくたちがしようとしてるのは、狭義のセックスじゃなくて、広義のセックスだよ」
「わ…、分かってるわよ!ケンジ!でも…、耐えられないの、ケンジ!ケンジとセックス、狭義のセックスがめちゃくちゃしたくて…。ケンジとめちゃくちゃ合体したいの!」
なつみは、ケンジの裸の胸が強く押している自分のそのバカでかい乳房が、ケンジの胸でクチュクチュとこすれてもみくちゃになる感触に息をのんでいるような表情をして、必死の哀願という感じだ。

そんななつみのようすに、ケンジは、ニヤリと笑みを浮かべた。
「なつみ、いまなつみが感じてることが、なつみの言うところの広義のセックスの醍醐味じゃないか?合体したくて、ファックしたくてたまらない。結び合いたい、結合したい、一つになりたいと狂おしくて狂おしくて耐えられない。その狂おしく悩ましくもうこれ以上我慢できない、この瞬間が、性欲の真に発現している瞬間だと思うんだけど」

ケンジは、自分でも不思議な感覚だった。受け入れる側である女子のなつみでさえ、狭義のセックス、ファックがしたくて狂おしく耐えられないのに、やろうと思えばいつでもやれる、突っ込める立場の男子であるケンジのほうが冷静だなんて。
もちろんケンジも、非常に狂おしい。
思ってもみなかったなつみの乳房のバカでかさ。
細身スレンダー体型だとばかり思っていたら、なつみは全身に脂肪がほどよく付いたムチムチな裸身だった。
正直、いまケンジは、耐えられない。凄まじい性欲が全身を駆けめぐっている。

しかし、ケンジはなぜかその極限の狂おしい性欲発現の瞬間を、他方では楽しんでいた。
それは、そう、男子がするオナニーのときに似ていた。男子はオナニーのとき、射精しそうなのを耐えに耐え極限まで耐えてその上で発射するのが常だ。そうすることで射精寸前の極限状態を作り出し、射精を単なる放出でなく、性欲爆発の瞬間に仕立てている。
なつみと全裸で抱擁している今この瞬間こそ、その極限状態であった。

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