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地味に甘い君

第18章 お互いの就活事情


「入社試験で、セキュリティのレポートを履歴書と共に提出してもらい、その企画や案を入社してから本人に形にしてもらう方法を今までとってきたが……何かさぁ…年々、面白味のないレポートばっかりで…歯応えがないと言うか…ワクワクしないんだよねぇ…」


――――ワクワクって…


「セキュリティは全てAIに移行すべきだ…ってレポートが多くて…な~んか違うよなぁって思ってたんだ!――――そんな時、ライカが、このレポートを持ってきてくれたんだ!現場の生の声って感じがして!ワクワクした!」



「あ…ありがとうございます…」



――――なんだろう…ちょっと素直に喜べないなぁ…


「君をバイトに使ってほしいと尚宏から言われた時は、自動管理システムになるんだから必要ないと思ってたんだ!でも、説得されて――――採用してよかったとおもってる!」



――――説得…?赤羽が?社長を説得したのか?


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