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偏西風

第1章 ホテル・モスクワ

慌てて俺は、ミカの顔に視線を移す。
「冷蔵庫のジュース、なんか買っていい?」
「…安いのならな。」
へへっ、と笑いながら、ミカは正方形の冷蔵庫から、コーラを取り出した。
「ねーねー、ついでに入浴剤持って帰っていい?」
「…勝手にどうぞ。」

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