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子宮は淫らな精子の女王

第5章 【4月5日午前9時43分】

ミヤコの呼吸が不規則に荒い

先走り汁に反応して軽い絶頂を子宮が起こしているようだった

ひきつるような浅い呼吸が

横隔膜、彼女の腹腔を通してペニスに伝わる

最初のころに吐息交じりに漏れていた

甘い小さなかわいい喘ぎ声はもう出ない

ベッドの端を掻きむしりながら

脳髄への焼き込みを待つ

ただのメス

一突きごとに快楽を分かち合う

ただの穴

男性用の性玩具

良くできたジョークグッズ

血の通ったオナニーホール

この1週間で

ミヤコはここまで堕ちてしまった

その粘膜に

パン

パン

と緩慢な動きで

でいて力強く

突き入れて

ゆっくりと重たく掻き回す

ぶるり、と快楽がペニスの先から内臓を刺激する

尿意のように当然に、射精感がその部分に集まる

まるで排泄欲求のように

今から出るそれは汚いものだから

出すのに適切な場所を探さないと

トイレ?

ティッシュ?

コンドーム?

トイレの便器は便を排泄する場所

小便も

大便も

便器に注いで用を足す

今から出すものはオスの生殖液だから

メスの生殖器に注げば問題ない

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