キャンプ❤️デート
第2章 本当のキャンプ❤️デート
――――それから俺は解剖され
溺死と判断され
家族に引き渡された
事件性もなく事故だと警察がわも判断した
葬儀は俺の両親がしてくれ、クソ女はそれを手伝う形で参列していた
あれから数ヶ月――――…
クソ女はやっと安心した顔を見せるようになった
完全犯罪成立
久しぶりに見るクソ女の笑顔に、たまにドキッとさせられる
俺がいないとなにも出来ないクソ女…
俺が導かないと道を間違うクソ女…
俺が愛してやらないと誰にも愛されないクソ女…
どうせ、浮気相手の男もお前のダメさっプリに愛想をつかすだろう…
死んでもなお…俺がお前を導いてやらないとダメなんじゃないか?
本当に――――…
ダメで出来ないクソ女だ…
クソ女の分際で――――…俺を殺して…
自由になれるわけないだろ?
――――俺は…殺された瞬間から…
お前の隣で全て見ていたんだ――――…
俺なら――――…もっと上手く…殺せるって…
なぁ、クソ女――――…
今からでも…キャンプデート…しようか?
【完】
最後まで読みましたか?
では、聞きます――――…
本当に悪いのは…
彼?
それとも―――…
彼女?
――――さぁ、あなたの答えは?