
僕ら× 2nd.
第1章 みをつくし --Shu,Tk,R
チャコールグレーの上着を手に取る。
思ったより軽い。
すると、ポケットから落ちた小さなチタンケース。
カシャンと乾いた音と共に蓋が開く。
ヤバっ!
ふうっ…割れなくてよかったぁ。
落ちる瞬間に、そこからひらっと抜け落ちた1枚。
その写真に手を伸ばす。
何とはなしに覗くと、それはニコニコと幸せそうに笑う2人。
これは誰なんだろう?
ああでも、この女のコ、めっちゃ可愛い、めっちゃ好み。
あれ?
この男のコ…女のコの肩を柔らかく抱くその笑顔は、どこかで見たことがあるような……?
人の顔を覚えることにかけては、自信がある俺なんだけどな。
そして戻そうと思った先には、白い小さなメッセージカード。
宛名は伊織、差出人は花野。
ハナノ?カノ?カヤ?
どうしてこんなものが?
だけど、伊織、伊織。
どこかで聞いた?
とにかく、リィ兄のポケットにしまっておこう。
思ったより軽い。
すると、ポケットから落ちた小さなチタンケース。
カシャンと乾いた音と共に蓋が開く。
ヤバっ!
ふうっ…割れなくてよかったぁ。
落ちる瞬間に、そこからひらっと抜け落ちた1枚。
その写真に手を伸ばす。
何とはなしに覗くと、それはニコニコと幸せそうに笑う2人。
これは誰なんだろう?
ああでも、この女のコ、めっちゃ可愛い、めっちゃ好み。
あれ?
この男のコ…女のコの肩を柔らかく抱くその笑顔は、どこかで見たことがあるような……?
人の顔を覚えることにかけては、自信がある俺なんだけどな。
そして戻そうと思った先には、白い小さなメッセージカード。
宛名は伊織、差出人は花野。
ハナノ?カノ?カヤ?
どうしてこんなものが?
だけど、伊織、伊織。
どこかで聞いた?
とにかく、リィ兄のポケットにしまっておこう。
