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二人のキセキの物語 MN

第34章 クリスマスの二人6 ニノ



・・・覚悟は決まった

はぁ・・っと息を吐いて 
ごくんと唾を飲みこむ

声が震えない様に 背筋を伸ばす
右手をぎゅっと握る


頑張れ 俺
頑張れ 俺

自分にゲキを飛ばしながら口を開く

それでも、何度も何度も躊躇って
なかなか声が出せなくて

漸く想いを伝えられたのは かなり時間が経ってから
それも 自分でも情けなくなる程小さな声で。



「潤くん・・ 好きだよ」





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