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二人のキセキの物語 MN

第35章 クリスマスの二人7 潤くん



冷え切った身体に熱い唐揚げ、お世辞じゃなくめちゃ美味い

「ふふ・・・潤くん ちゃんと自炊してそうだから冷凍食品なんて食べないよね」
「そうでもないよ、そりゃしょっちゅうは食べないけど 疲れて帰った時なんか強い味方だからな。これ何処の?味の素か・・・覚えとこ」

「今ね、ラザニアも温めてるから」
「お、オシャレ。クリスマスっぽいじゃん。」

「何かコストコで大量に買ったから、って勝村さんが分けてくれたの。
今日食べるつもりで半解凍してあったからちょうど良かった」
「へぇ・・・ラッキーだなぁ、俺」


美味い食い物は人を幸せにする・・・らしい

さっきまで黙りこくってたニノが、絶好調とは言わないまでも
普通モードで話してくれるようになって
俺の気分も口も軽くなった

今なら訊ける気がする
おれの幻聴が本物かどうか





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