テキストサイズ

二人のキセキの物語 MN

第43章 始まりの二人6 ニノ



「実は今度 独立して新しく事務所を立ち上げる事にしたんだ」
「あ・・・おめでとうございます」

「ありがとう、それで早速なんだけど 君も移籍して
私の事務所に入らないか」
「僕ですか?いえ・・あの、せっかくですけど 
僕は今の事務所に不満はないので・・・」

「本当に?聞けば マネージャーの数が足りずに
君ほどの俳優になってもまだ送迎が付かない時があるんだって?
それに経営も苦しいって噂だから
年俸も大したことないだろう。
私のところへ来れば 今よりずっといい金額を提示できるぞ」
「・・・でも・・・社長には 育ててもらった恩もありますし
送迎の事も 僕は別に ・・・」 






ストーリーメニュー

TOPTOPへ