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二人のキセキの物語 MN

第43章 始まりの二人6 ニノ



正直言えば 電車移動時の目撃情報が気になりつつある今
そこを突かれると 確かに気持ちが揺れるし
給料だって 多いに越したことは無い


だけど、この人は 昔 
俺にカラダを差し出すような真似を勧めた人だ

もしかしたら今でもそのやり方を推してるのかも知れないと思うと
とても 内野さんの事務所に入る気にはなれない


「せっかく声をかけていただいたのに申し訳ありません」

頭を下げて断ると
内野さんは意外にも あっさりと退く素振りを見せる




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