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二人のキセキの物語 MN

第43章 始まりの二人6 ニノ



「どうかした?」
「いえ・・・」

「何だか顔色が良くないね、ちょっと座った方がいい」
「・・・はい・・・」


早く帰りたい、帰らなくちゃ、
そうは思うものの、何だか眩暈がする


もう一度スツールに座り直したものの
頭がぐらんと揺れるような感覚は大きくなるばかりだ



ヤバい、しっかりしなくちゃ

もうすぐ潤くんが・・・



そう考えたところで
俺の意識はぷつんと途切れた





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