二人のキセキの物語 MN
第51章 遠距離の二人3 カズ
「なっ・・///」
手で口を覆って赤くなる潤が
べぇ、と舌を見せたままの俺の意図を読み取って
ちょっと睨みつける
「びっくりした・・・言えよ!」
「んふふ・・・嫌だった?」
「嫌・・じゃ無いに決まってるけど・・・心臓に悪い」
「あはは・・・いつも俺ばっかドキドキさせられてるから
たまにはいいよね」
「・・・んなワケねーじゃん」
「ん?」
「俺の方が・・いっつもドキドキさせられてるよ」
「・・・・・・」
他人が聞いたら 呆れかえって天を仰ぎそうな甘々な会話も
楽しくて仕方ないんだから ホント困っちゃうよね