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二人のキセキの物語 MN

第51章 遠距離の二人3 カズ



「あー、もう。キリが無い」

自棄になったように潤が言って
ガバッと抱きしめられた

「行ってくる」
「・・うん、行ってらっしゃい」

俺の方からも力を込めて潤の背中を抱いて
啄むように口づける


「じゃ、また来年」
「んふふ・・・うん、来年ね」


漸く潤がドアを開け
俺も笑顔で手を振った

ドアが閉まると 今度は窓に駆け寄り
車に乗り込む潤を見送る

角を曲がる時には ブレーキランプがチカチカ点滅

この間も思ったけど あれってやっぱり・・・だよね?///




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