二人のキセキの物語 MN
第56章 背中合わせの二人2 潤
めっちゃ渋ってる!
見るからに、うぇぇ・・って 嫌そうな表情をしてるのが面白くて
思わず吹き出してしまった
「そんなに言いたくないのかよっ」
「あはは・・・正直に生きて行こうと思ってるから」
「言ったな?もう怒った。俺も一緒に行く」
「え?」
「ほら、さっさと進めよ」
「え?でも、ちょっ、・・え?」
相変わらず恥ずかしがってばかり
いつも コトが終わってからしか
一緒に風呂に入る事を了承してくれないカズだから
先にシャワーするのは初めてで
ドキドキしちゃうけど
そんな事はおくびにも出さず
ほらほら、とカズを追い立ててバスルームに向かった