テキストサイズ

地下アイドルの休日

第2章 夏休み申請

「わ~い、夏休みだ。わ~い、わ~い」

女社長の思惑も知らずにちはるんは子供のように無邪気にはしゃいだ。そんなちはるんを見て女社長は笑い出した。運転手も楽しそうに運転している。

ちはるんのこの無邪気さ、天真爛漫さは時にピリピリした雰囲気になってもみんなを和ませてくれる。

休みを言い出した女社長があまりにも嬉しそうだったのでどうも怪しいとあれこれ考えていたあやのんは何だかちはるんがうらやましく思えた。

「わ~い、ピーターパンのパンはやっぱり最高だな」

さっきはあんなに不機嫌そうに食べていたのに、すっかり上機嫌で幸せそうにピーターパンのパンを食べているちはるんを見てやっぱりうらやましく思うあやのんであった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ