子供じゃない…上司に大人にされ溺愛されてます
第7章 愛され過ぎて
「……愛莉?……愛莉、体…きつかったか?」
朝はほとんど涼くんに起こされる。
一緒に付き合って初めて分かったこと、涼くんは寂しがりで、
結構、甘々だったりする。
幼馴染みの頃は、意地悪な時もあったのに。
夜はほぼ毎日愛されて、何度もイかされて、いつの間にか眠りに着く。
会社でばったり会うと、不意打ちのようにキスをされて、
一応、人目は気にしてるみたいだけど、愛されているんだなと、
しみじみ感じてしまう。
子供扱いして甘やかされて、夜は女として甘く愛されて、
こういうのが幸せなんだと、思う日々を過ごした。
会社で真木部長の姿を見ると、いまだに胸が痛むけど……。
月日は着実に流れて行く。
デザイン開発課の仕事もすっかり慣れて、デザイナーとして、
仕事を受けるようにもなった。
いつの間にか、藤原さんと野上くんが結婚して、一緒に暮らしていて、
春には結婚式を挙げることになったみたい。
真木部長も、社長の娘さんと婚約していると噂が広がっている。
そしてあたしは……両親にもそろそろとつつかれている。
涼くんはどう思っているんだろ?
今の生活のままじゃ、いけないのかな?
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