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『ま゜』

第3章 魔界街→パックサン

「水戸さん、申し訳ないけど、コーヒーを入れてくれないか」

『マ゜』



 場所は変わって、ゲームの世界。

 飛行形態になったメカ水戸さんの背中に、水戸さんと魔界街の主人公キャラ、アーサーが乗る。

『G"O*(出発!)』

 ゴーッという音が響き、メカ水戸さんが宙に浮く。胸辺りから出ていた車輪が収納され、足についた噴射口から火が吹き出る。

「こ、これはいったい……」

 アーサーは鎧姿のまま、水戸さんにしがみつき、理解しがたい状況を無理矢理把握しようとする。

 見えるのは、次々に飛び散るモンスターの残骸。

 最強兵器、飛行タイプ水戸さんは次々に敵を粉砕しながら前進する。 洋館の中の敵を蹴散らし、崖のステージや火のステージも落ちることなく中ボスをも貫き、ものの5分で、ラストステージに着いた。

「こ、これはすごい!」

『ジ゜エ*ン"ド゜(さあ、ボスも倒すわよ!!)』

 ラストステージは、塔のような物の中だ。その最上部にボスキャラがいるという。

『ふ*ぃに"っし^ゅ゜(じゃ、行くよ!)』

「ま、待ってくれ、水戸さん」とアーサーが声をかける。

『ま"』

「最後のボスは……私が倒す」

『!』

 水戸さんは、振り返る。

 だが、ほぼ、180度に振り返ったため、どちらが前かわからない視線を保つことができた。

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