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堕ちる

第1章 1

そんなことはしてはいけないと思いながら、でも我慢できなかった。

意識と共に、先端に溜まっていたものが弾け飛んだ。

一度ではすべてを吐き出しきれず、二度、三度と腰を突き上げ、溜まっていたものを絞り出した。

すべて出しきり、ぐったりしながら下半身を見下ろすと、江藤さんは、まだ僕のモノを口に含んでいる。

吐き出したものを、すべて口で受け止めたということだった。

「江藤さん……」

何を言ったらいいのか、わからなかった。

罪悪感もあるが、それ以上に悦びと快楽の余韻とがある。

江藤さんが、僕のモノから、慎重に口を引き抜いた。

唇の端から白いものがこぼれ、顎を伝うが、江藤さんは手のひらで受け止めると、それをもう一度口の中に流し込んだ。

それから頭上を見上げるようにし、目を閉じて──

一つ、喉を鳴らした。

視線を下げ、僕の目を見つめてくる。

「気持ちよかった?」

微笑み、言う。

質問の内容よりも何よりも、吐き出したものをすべて飲み込んだことに、僕は衝撃を受けてしまった。

一般的と言っていいのかはわからないが、そうする人がいることも知っている。

しかし、僕のものを飲み込んでくれる人がいるとは、やはり想像すらしていなかった。

「長谷川の、おいしかったよ」

そう言うと、江藤さんは再び舌を這わせ、口に含み、先端に残っているものから尿道の中に残っているものまで、綺麗に絞りとった。

「あの、江藤さん……」

「長谷川、もう一回ちょうだい。それから……」

江藤さんが立ち上がり、スカートと、それからパンティを脱ぎ捨てた。

江藤さんの下半身には、毛が生えていなかった。

「私のも舐めて」

膝立ちで、僕の顔を跨ぎ、それから再び僕のモノを舐めはじめる。

僕の目の前には、江藤さんの股間──

ピンク色で、綺麗とは言い難いが、とても卑猥に見える。

指先で触れると、江藤さんがかん高い声をあげた。

理性を繋ぎ止めて最後の糸は、それで切れてしまった。

僕は江藤さんの股間を夢中で舐め、指を射し入れた。

「長谷川、気持ちいいよ……」

僕はそれから二度、江藤さんの口の中に吐き出してしまい、江藤さんは二回とも、すべて飲み込んでくれた。

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