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不器用同士

第48章 奏也

響side

遅い…
2分も遅刻してる…

「ごめん!!遅れた!!」
「2分も待たせるなんてどーゆー事よ」

私何分遅れても笑って出迎えた記憶が何度かありますがその人は例外

「で、何するの?」
「家に来ない?」
「いいの!!」

奏也は犬か子供のように目を輝かせた

「早く」
「はーい!!」

「ただいまー」
「…おかえり」
「え!?誰この人!!」
「後で話す。とりあえず上がって」
「はーい」

あー…聖の殺意が…怖いなー…

「奏也、自己紹介」
「はーいw村瀬奏也(むらせかなや)、高校2年の17歳!」
「少しはテンション下げなさいよ…」

「えー!!姉さんが低いんだよ!!」

「姉さん!?」
「あー…うん…異父兄弟ってやつ…」
「僕はちょっと調べて姉さんに5年前?に会いに行ったのw」
「響…本当に響の弟?…バカ過ぎないか…?」
「…バカの弟はバカなの…」
「で、お兄さんは?」
「小野聖」
「彼氏?」
「…まぁ…」
「姉さん男できたなら言ってよ!!」
「言う訳ないでしょ!?だいたい奏也が母さんにバレたくないから内緒でって言ってたのに何で私の情報渡さなきゃいけないのよ!!」
「そうだけどー…」
「できるだけ話さないようにしたら何か…うん…」
「…そうだな…悪かった…」

聖side

俺の勘違いか…
マジ申し訳ないな…

「で、ヤった?」
「「っっ!?」」
「ヤったんだw」

こいつバカのくせに鋭いな…

「…彼女でき放題の奏也とは違うのよ…てか奏也って無駄に顔整ってるよね…奏也の父親の遺伝子か…」
「響もかわ"っ!!…」
「聖…ちょっと…分かるでしょ?w」
「はい」
「あはははっw…夫婦漫才見てるみたいwww」
「「夫婦!?」」
「はぁ…姉さんも聖さんもウブだねぇ…」
「奏也みたいに場数踏んでないの!!」
「確かにね〜…今まで5人かな」
「あー、そうですか」
「セフレ入れたら12人」
「母さんに言う。業者に頼んで電話番号とか知ってるし」
「ごめんなさい!!」
「嫌だ!!」
「ごめんなさいって言ってるでしょ!!」
「ん!?…ぁ…やめ…」

響!!
やばい…

「離れろクソガキ!!」
「姉さん…まじエロい…」
「…帰って」
「姉さん?」
「帰ってって言ってるの!!もう会わない。会いたくない!!」
「何で…」
「クソガキこっち来い!!」
「え…?」

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