
不器用同士
第48章 奏也
「聖さん、痛いですよー」
「何で響にキスした!!義理でも弟だろ!!」
「…弟が姉さんに恋しちゃダメなんですか?」
「…」
「好きな人とキスしたかったからキスしました。聖さんだって沢山するでしょ?」
「…知らないのか…?」
俺は少し声が上擦った気がする…
「何を?」
「響は…男嫌いなんだぞ…?」
「嘘だ!!だって姉さんは僕と普通に話してたじゃないですか!!」
「義理でも弟だからだろ…」
「じゃあ!!何で聖さんが姉さんと付き合ってるんですか!!」
「あいつが男嫌いになったのは中3からだ…それなりに仲良かったやつは大丈夫…だから俺と…」
「嘘だ…姉さんを僕に取られたくないんでしょ…?だから…」
「もう帰ってくれ!!」
「嫌だ…姉さん…姉さん!!」
奏也は玄関のドアを開けた
俺はそれを引き止め家の中に入り鍵を閉めた
響の所に行こうとしたけど響の姿が見えない…
「響…?どこだよ…」
水が流れる音がした…
まさか…
風呂場…?
嫌だ…
考えたくない事が脳裏に浮かんだ…
風呂場に行ったら
「響!!」
包丁が胃の辺りに刺さった響が真っ赤なお湯に浸かっていた…
俺は鍵を開けて奏也を入れた
「奏也!!救急車呼べ!!」
「え…姉さん!?」
「早く呼べ!!」
俺は響を風呂から出して包丁を抜かずにタオルを出して授業で習った直接圧迫止血法をした
包丁を抜くとより出血がひどくなるからだ
だけどすぐに真っ赤になって、何回もタオルを変えた
「呼びました!!」
「響の男嫌い分かっただろ!!」
奏也は青ざめてた
「この前は倒れて声が出なくなった。そこから俺が響を支えてやっと学校に行けるようになった。そしたらまた倒れて…今度は死のうとしてるんだぞ!?」
「俺は知らなかったから…無関係だ…」
「キスした時点で関係者だ!!」
「っっ…」
響の体からはどんどん血が出て冷たくなってきた…
救急車が来てすぐに病院に運ばれた
「何で響にキスした!!義理でも弟だろ!!」
「…弟が姉さんに恋しちゃダメなんですか?」
「…」
「好きな人とキスしたかったからキスしました。聖さんだって沢山するでしょ?」
「…知らないのか…?」
俺は少し声が上擦った気がする…
「何を?」
「響は…男嫌いなんだぞ…?」
「嘘だ!!だって姉さんは僕と普通に話してたじゃないですか!!」
「義理でも弟だからだろ…」
「じゃあ!!何で聖さんが姉さんと付き合ってるんですか!!」
「あいつが男嫌いになったのは中3からだ…それなりに仲良かったやつは大丈夫…だから俺と…」
「嘘だ…姉さんを僕に取られたくないんでしょ…?だから…」
「もう帰ってくれ!!」
「嫌だ…姉さん…姉さん!!」
奏也は玄関のドアを開けた
俺はそれを引き止め家の中に入り鍵を閉めた
響の所に行こうとしたけど響の姿が見えない…
「響…?どこだよ…」
水が流れる音がした…
まさか…
風呂場…?
嫌だ…
考えたくない事が脳裏に浮かんだ…
風呂場に行ったら
「響!!」
包丁が胃の辺りに刺さった響が真っ赤なお湯に浸かっていた…
俺は鍵を開けて奏也を入れた
「奏也!!救急車呼べ!!」
「え…姉さん!?」
「早く呼べ!!」
俺は響を風呂から出して包丁を抜かずにタオルを出して授業で習った直接圧迫止血法をした
包丁を抜くとより出血がひどくなるからだ
だけどすぐに真っ赤になって、何回もタオルを変えた
「呼びました!!」
「響の男嫌い分かっただろ!!」
奏也は青ざめてた
「この前は倒れて声が出なくなった。そこから俺が響を支えてやっと学校に行けるようになった。そしたらまた倒れて…今度は死のうとしてるんだぞ!?」
「俺は知らなかったから…無関係だ…」
「キスした時点で関係者だ!!」
「っっ…」
響の体からはどんどん血が出て冷たくなってきた…
救急車が来てすぐに病院に運ばれた
