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不器用同士

第2章 夏休み

待ちに待った夏休みが来た
だけど私と聖は学校にいる

「補習だるいねー…」

聖もだるそうに頷いてた
そう、私達は英語、古典の補習を受けてた
まぁ、テストの結果が笑えたんだよねーw
それで、気温30℃の中、学校まで歩いてお勉強って訳

「補習って制度作ったの誰だよ!!」
「確かに」

そして、英語のteacherが話しかけてきた

「樋口と小野。話してないで手を動かして」
「はい…」

そして2時間後

「今日の分終わったー!」
「俺も」
「じゃ、一緒に帰ろー」

聖は頷いた
そういえば私、聖と中学より仲良くなってる気がする。なんか嬉しいかも

「ま、帰るか」

聖はまた頷いた

「どうする?走って13:30の電乗る?」
「いや、14:30だな…さすがに疲れた…」
「ん、OK。じゃ、14:00に玄関で」

聖は頷いた

「お、響じゃん」
「あー、綾じゃん!!どうしたの?綾も補習?」

彼女は私の数少ない友達の1人。加藤綾(かとうあや)

「補習の訳ないでしょ。響じゃないんだからw」
「それ酷いwで、綾はどうしたの?」
「私は生徒会の仕事」
「あ、そっかー。綾は生徒会かw」
「そうだよw」
「で、何で夏休みに生徒会あるの?」
「クラスマッチの後処理」
「あー!お疲れ様で~すw」
「うっざーwww」
「取り柄ですからw」

クラスマッチは年に2回ある学校行事
私は頑張って補欠をもぎ取ったw

「で、響は補習終わったのに何でまだ学校いるの?」
「あー、聖が14:30で帰りたいって言ってたからそれまで暇つぶし」
「リア充かよw」
「何で?」
「だっていつも一緒にいるじゃんw」
「まぁ…数少ない友達だし?」
「それに男子と毎日登下校w学年でも響がたむこうか聖と付き合ってるって噂流れてるよ?w」
「嘘でしょ!?付き合ってないのに!!」
「で、付き合うならどっちがいいの?」
「付き合わないよ?」
「何で?w」
「だって友達だもん」
「普通友達から付き合うんじゃないの?」
「あいつらは特別。仲良すぎるから付き合わない」
「あー…なるほどね」
「ねぇ、今何時?」
「ん?13:55だけど」
「まじ!?ごめん、14:00に待ち合わせだから玄関行くね!!何かあったらLINEして!!じゃあね!!」
「はいはいw」

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