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不器用同士

第1章 高校生の入学式

私が駅に着いた時にはたむこうと聖はホームにいた
私は走って階段を上って死にかけながら2人のところへ行った

「はぁっ…はぁっ…ちょっとは…待つとか…はぁっ…してよ…」
「何でだよ」
「一緒に帰りたかったんだよ…」
「あっそ」
「あ"ー、疲れたー…」

そう言ったすぐ後に電車は来た

「うわー、ギリギリだったわー」
「日頃の行いが悪いんだよ!!この間も俺の事殴りやがって」
「あれは私に対して失礼なことを言ったからだろ!?」
「…俺、首締められた」

唐突に言われたその一言で私は凍りついた

「…あれはー…さすがにやりすぎたかなーとは思いました…ごめんなさい!!」
「…別にいいけど」
「…はい…」
「何でこいつには謝るんだよ」
「あー、それはー…背が高いから?」

実は、たむこうの身長は162cm
私は158cm
私と4cm差w

「ふざけんな!!」

たむこうは私の足を思いっきり蹴った

「痛っ!!何すんだよ!!電車の中だぞ!?」
「それがどうした!!」

そんなことを私達はまたギャーギャー言い争っていた…
そうこうしてる間に私達が降りる駅に着いた

「じゃ、また明日」
「はいはい…」

聖は頷いただけだった
こんな事を私達はほぼ毎日続けてた

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