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不器用同士

第94章 撮影初日

「あと1週間あるけど」
「言わないでよー…」
「悪い」
「HR始まるよ…」
「もうこんな時間か…休み時間また来る」
「うん…」

【昼休み】

「では練習風景を見てみましょう。次はラブライブで参加する片岡花梨さんに話を聞いてみましょう。よろしくお願いします」
「お願いします♪」
「えー、練習は樋口さんが引っ張っているんでしょうか」
「はい。響ちゃんはそれぞれのパートの音をピアノで取ったりしてくれてとても丁寧に教えてくれてます!」

出た
営業スマイル
気持ち悪い

「ピアノできるんですか!!」
「はい!この前もすごい曲弾いてくれて!」
「大袈裟ですよw」
「響ちゃん花梨もう1回聴きたい!!」

練習しろよ💢
ステージまであと1週間だぞ💢

「お願いできますか?」
「…クラシックでいいですか?」
「ええ。お願いします」

クラシックなら『革命のエチュード』か…

〜♪

拍手喝采
響なら当然だ

「いや、凄いですね!!」
「いえ、とても練習したのでw」

30時間しかしてないけどな

「他にも楽器できるんでしょうか」

練習させてやれよ

「まぁ…そこまで上手くできないですけどねw」

とても上手いですよ?

「他に何ができるんですか?」
「トランペットとギターですかね」

あれ?
サックスとドラム飛ばしてませんか?

「そんなにできるんですね!!」
「まぁ…親戚に譲ってもらったので練習して…」
「そうなんですかー。樋口さんが弾ける楽器でトータル何曲弾けるんでしょうか」
「私絶対音感なので弾こうと思えば何曲も弾けますねw」
「絶対音感!?ハイスペックですね!!」
「いえ、そんな事は…すみません、練習行ってきていいですか?」
「あー!すみません!行って頂いて大丈夫です!」
「失礼します」

「蘭!何やった?」
「『Dancing stars on me!』」
「OK、『僕らは今のなかで』やるよー!」
「分かった!」

1回通して練習が終わった
インタビュー無ければもっと練習できたのに…

「放課後はユニット曲中心でやるからユニット無い子は自主練ね!」
「分かった!」

【放課後】

「私先に『Cutie Panther』入るから蘭は『after school NAVIGATORS』入って」
「了解w」

蘭もすげーな
響蘭だからか
俺もサンドリヨン頑張らねーと…

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