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不器用同士

第98章 ステージ5本目!!

ステージが暗転してる最中にステージの上で客に背を向けて立った
響は後ろのドアから出てくる

「Ah~♪」

響の事見たい…
てか緊張するわ…

あ…

俺達だけのシンデレラの世界…

俺だけのプリンセス…

響のために歌ってやるw
俺は客の方を向いて歌い始めた

「馬車の中で~♪」

「小野!?」「顔出ししてないのって小野だったのかよ!!」「眼鏡してない小野くん王子様みたいでかっこいい///」

「「惨めな古着めくり巡れ夜の舞踏~♪」」

~♪

「「これ以上は動けないよ まるで御伽噺~♪」」

最後の振りは何故か顎クイ…
恥ずかしすぎる…

「何で響とキスするみたいな動きなんだよ!!」「羨ましい…」

「あー!!恥ずかしかったーwね、聖w」
「そうだなw改めまして顔出ししてない方の男、小野聖です。どうぞよろしくw」

「おい…本当にあれ小野か!?」「どっからどう見ても小野だろ…」「どっちが本当の小野くんなの?///」

「聖、俺より目立たないでくれる?」
「蓮の力不足じゃねーの?w」
「はぁ?」
「はいはいw皆は聖と蓮くんどっちがかっこいいと思いましたか?アンケートで答えてくださいw」
「聖って書けよ?w」「蓮様って書いてねw」

「俺やっぱ小野に見えない…」「そう…だな…」「かっこよすぎて迷うよ…///」

「それとまた聖達にステージやって欲しかったらアンケートに書いてね♪とりあえず今回はここまでとなります。見てくれてありがとうございました!!」
「サンキュなw」「ありがとねw」

「…誰だろうな」「少なくとも俺の知り合いにはいない…」

終わった…
いろんな意味で…

「聖…何なのあれ…」
「え…」
「…」

怒られる…?

「…かっこよすぎて引くんだけど…///」
「引くなよ…///」
「これから演技頑張ってね」
「あ…」

忘れてた…
ここでこんな事したら俺の性格こっちだと思われるじゃねーか…
何でこんな事気づかなかったんだ…
やばい…
どうしよ…

「響…助け」
「られないよ。一般人いるんだから流石に無理」
「…ですよね…」
「ま、頑張れ」
「泣きたい…」
「泣けば?💢」
「何で怒ってらっしゃるんですか…?」
「他の女が聖に惚れるから💢」
「響…重すぎw」
「俺も蘭ちゃんと同意見かなw」
「…うっさい…取られたくないもん…」

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