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不器用同士

第100章 最後のステージ

「え"…いや…その…」
「…嘘…私っ…何がダメだった…?…っ…」
「何と勘違いしてるんだよ!!」
「だって一目惚れって…っ…」
「それは…」
「やっぱそうじゃん!!っ…っっ…」
「あー!!お前に!!響に!!一目惚れしてたんだよ!!」
「え…?…え!?どういう事!?」
「絶対言わねー…てかまた蘭にビンタされる…」
「さぁ小野くんw」
「もういるし!!」
「安心しなよ。もうビンタはしない。その代わり一目惚れの詳細を教えてもらおうか?w」

ビンタの方がマシ…

「…知らねー」
「へぇw響の不安取り除くためには包み隠さず話さないとね?w」
「…響が俺に話しかけてきたから…だと思う…」
「は?それだけで?」
「俺は女嫌いで…だけど響は一人称が『俺』で…何か女だけど話そうと思って…」
「マジかよ…」
「響?小野くんは死んでも浮気しないから安心しなよ」
「…ホントに?」
「ああ。絶対浮気しねー」
「…浮気したらみじん切りにするから」
「そうかw」
「寝る。白河乗せて」
「はいw」

何か…いろんな意味で疲れた1日だった…
俺も白河の車で寝ようかな…

「姐さん、毛布使いますか?」
「いらない。暖かくなるし」
「え?」
「え!?」

響は…
俺の腕を抱き枕みたいにして寝た…

「Zzz…」
「だから無理しすぎだって…」
「恐ろしく仲良いな…」
「いや…これは流石に…生き地獄…」
「は?…あぁ~wなるほどねw」

胸当たりすぎ…
柔らかいんだよな…
もうやだ…

白河side

「小野ー、着いたぞー」
「「Zzz…」」

マジかよw
2人してくっついて寝るとかw

「小野ー、姐さーん」

いつかの思い出が…
こーゆー時は先に姐さんだ…

「姐さん!!あーねーさーん!!」
「…寝かせてやれ…響が1番疲れたんだから」

え!?
小野が先に起きた!?

「ドア開けろ」
「あ、ああ…」

鍵渡されたから家のドアを開けた
そしたらお姫様抱っこした小野が車から出てきた…

「谷崎は帰ったんだよな?」
「ああ」
「白河も帰っていいぞ。響はギリまで寝かせるから…今日はサンキュな」
「は?」
「何でもない。帰れ」

小野がお礼言うなんてレアすぎるだろw
ま、帰ってあげますかねw

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