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不器用同士

第103章 取材の嵐

「響ー!おーきーろー!」
「…ん…ご飯?」
「ああ。早く食え。俺のワックスも頼む」
「あー…そうだね…」

いつもより眠そうだな…
そりゃそうか
寝る寸前にヤったんだからな…
とりあえず準備して待ってた

「聖来てー」
「おう」

何か…うん…
髪型がかっこよくなった
慣れない…

「サンキュ」
「行こ」
「おー…」

駅に着いたら凄い量の人間がいた…
インドの電車かよ…

「樋口さん!!ステージについてお聞かせください!!」「ステージの最後に起こったことどう思いますか!!」

報道陣も多数…

「えっと、放課後時間を作るのでその時にお願いします。とりあえず学校行かせてください」

朝からこんな来るとは思わなかった…
学校行けなくなるじゃねーか…

学校の最寄り駅に着いたはいいけどうるさいんだ…

「響ちゃんこっち向いて!!」「響ちゃんサインちょうだい!!」

「聖様こっち見てー!!」「聖様かっこいい!!」

「聖様」ねぇ…
気持ち悪い
無視して学校行こ…

「聖、見てあげて」

え!?
まぁ…響に考えあるなら…

「キャー!!」「聖様がこっち見てる!!」

死にたい
せめて早く学校に行って引きこもりたい…
人が多いのは仕方ないけど一般人よりはマシだ…

「響、学校行くぞ」
「うん」

足早に学校に行ったんだけど学校にも出待ち
鬱陶しい…

「響ちゃん!!」「聖様ー!!」

(💢^ω^)
死にたいすら通り越すくらいのイラつきが…
早く学校に入らせろこの野郎

何とかして学校に入ったはいいけど学校に入ったは入ったでキツいんだよな…

「響ちゃんマジ可愛い…」「聖様が来た!!」

「…一旦保健室行こうか…」
「変人の所?」
「そう…」
「あいつに会うのかよ…」
「休憩で3分くらい…」
「ああ…」

「失礼します」
「おー、響ちゃんと聖くんじゃん。久しぶりだね」
「変人ー…マジ疲れた…」
「いや僕は村瀬先生だから」
「いきなり聖様とか疲れる…」
「あれは笑ったねw」
「もうキレる元気もねーよ…」
「変人…何とかしてよ…」
「これは僕にも何とかできないよ」
「もうやだー…」
「ほら、職員会議あるから出てって」
「「はい…」」
「ここから出たら死人みたいな顔しないでよ?」
「「はい…」」

ずっと保健室にいたい…
とりあえず教室行かねーと…

「響…行くぞ…」
「…うん…」

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