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「蘭!?」
「あー、蘭だーw響ね？好きな人困らせちゃったからもう捨てられた方がいい気がするのw蘭もそう思うでしょ？w響は悪い子だもんね」
「響!!」
「らーん、響ね？いっぱい、いっぱい支えてもらってるのに何も変われなかったの。それって響がダメって事でしょ？だからいっぱい捨てられるんだよね」

パンッ!!

「っっ…」
「何小野くんに嫌われようとする演技してるんだよ!!」
「演…技…？」
「…だって!!」
「いらなかったら小野くんこんな顔にならなかっただろ!!」
「うるさい!!私が忘れないのが悪い!!いつまでも忘れられないならずっと聖に迷惑かける!!」
「俺は迷惑なんて1度も思った事無い…だから…」
「さっきから迷惑とかグダグダ抜かしてるけどお前何様だよ!!」
「剣崎さん!!」
「お前は小野くんだけの響様だろうが!!」
「っっ!?」
「お前ずっと小野くんが自分を捨てると思ってたのか？」
「思ってる訳ないじゃん!!だから自分から」
「響」
「な…に…？」
「何回『離さない』って言えば信用してくれる？」
「…もう…信用してるっ…中1から…ずっと…っ…」
「俺、絶対捨てない自信あるから」
「そっか…///」
「甘ったるいの家でやって」

やっぱ甘ったるいのか…

「足立、頼む。あと蘭、サンキュな」
「了解」
「どういたしましてw」
「僕にお礼は？」
「…サンキュ」
「うんw」
「響、帰るぞ」
「うん」

足立の車で家に帰った
その途中

「足立…寝ていい？」
「いいよ」
「ありが…と……」
「寝るの早いな…」
「いつも通りだ」
「いい女捕まえたな」
「初めての彼女がこんないい女なんて幸せすぎる」
「初カノ!?」
「別にいいだろ…女嫌いだったんだし…」
「俺今までに18人付き合っ」
「男の敵だ」
「でも小野は彼女いるから俺は敵扱いじゃないだろ」
「まあな。てかお前ホストの方が似合う気がする」
「よく言われるw」
「俺の知り合い全くモテない奴いるからモテる秘訣でも教えてやれよ」
「顔と金」

(💢^ω^)

「は？」
「どうせ女は男の顔か金で彼氏を選ぶ」
「そんな事ないと思うが…」
「じゃあ9割は顔と金」

何だこの偏見は…
惚れた女が可哀想なくらいだ…

「あの…つまり足立さんはそのどちらかがあるからご自身がモテてると…」
「ああ」
「死ね」
「はぁ!?」