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不器用同士

第124章 新たなトラブル

『薬ー!死にたい!死なせて!ブロン錠でもいいから!』

「っっ…」
「響が…壊れた…」
「響…」

重い足取りで病室のドアを開けた

「死にたい死にたい死にたい!殺して!」
「響」
「…聖?聖でもいいや。殺して」
「断る」
「何で!足立が傷ついたのは私のせいなの!私がいなければ足立は傷つかなかったの!」
「俺が響に死んでほしくないから」
「嫌!死ぬの!」

パンッ

「っっ…何すんのよ!」
「ガキが…ビンタされたぐらいでギャーギャー騒ぐんじゃねーよ💢」
「変…人…?」
「村瀬先生…💢」
「ああ、怒らないでください。聖くんからまだ言いたいことあるんじゃないの?」
「何で分かるんだよ…響」
「…何」
「高校卒業したら、死ぬまで俺のそばにいる気ない?」
「それってどういう…」
「結婚、しない?」
「…はぁっ!?///」「「…はぁっ!?」」
「小野…💢」
「ひ、聖…結婚って…」
「彼女から奥さんになってほしい。今まで以上に響の事支えられるようになりたい。俺が、ずっと響のそばにいたい」
「結婚って…バカッ…バカぁ…」

響が嬉しさと悲しさを混ぜたような涙を流した

「泣かないでくれ…」
「だって…こんな女だよ!?自殺志願者なんだよ!?いつ死ぬか分かんないの!何で…!?何で!?」
「好きだから」

俺は1つしかない理由を真剣な目で伝えた

「こんな不甲斐ない男だけど、結婚してくれるか?」
「…バカ…するに決まってるじゃん…w」
「ん"っんー…親の許可無しでできると思ってるのか?」

神代さんが不機嫌そうな顔をしていた
まぁ、こうなるとは思ってたけど

「こうなるって分かってて付き合うこと許してたんだろ?」
「…挨拶くらいはしなさい」
「娘さんを僕にください」
「はぁ…幸せにできなかったらどうなるか分かってるんだろうな?」
「ああ、煮るなり焼くなりしてくれ」
「ただし、結婚は卒業してからしなさい。あとメディアの処理も自分たちでしなさい」
「分かってる」

そして今、響に聞かなければならない事を聞いた

「…取り乱すのはいい。だけど…もう自殺未遂なんて真似…しないよな…?」

恐る恐る聞いた

「そんなのもうしない。誓う」
「ならよかった」
「ところで俺らはいつまで聞けばいいんだ?もう終わらないなら俺帰るぞ💢」
「変人…いや、村瀬先生。ご迷惑おかけしてすみませんでした」
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