テキストサイズ

不器用同士

第103章 取材の嵐

「ただいま…」

疲れた…
響を起こすだけなのにめっちゃ疲れた…
とりあえずベッドに運んで寝かせた

「何で無理するんだよ…」

プルルル…

誰だよ…
変人?

「何?」
〈響ちゃんどう?〉
「めっちゃ寝てる」
〈そう。一応落ち着いたのかな?〉
「多分な」
〈先生達には響ちゃんは貧血で倒れた事にしておいた〉
「そうか」
〈聖くんは付き添い扱いにしておいたから〉
「それってバレねーか?」
〈大丈夫だよ。友達は心配するものでしょ?〉
「…本当に大丈夫か?」
〈まぁ適当にはぐらかすよw〉
「あっそ」
〈響ちゃんって一人暮らしなのかな?〉
「…ああ」

二人暮らしを隠さねば…

〈何で間が開くのさw〉
「だって普通家族といるものだろ…」
〈…兄さんのせいだよね〉
「俺が言える事じゃねーよ」
〈…そうだよねw聖くんは響ちゃんが起きるまで響ちゃんの所いる?〉
「まぁそうするつもりだけど」
〈こっそりならキスしてもいいんじゃない?w〉
「はぁっ!?何言ってんだよ!!」
〈何だ、キスした事無いんだ〉

毎日してますね…
これも隠さねば…

「何で保健医がそんな事聞くんだよ!!」
〈面白いからw〉
「ざけんな!!」
〈こっそりしちゃいなよw〉
「…しない」
〈あ、考えたw〉
「考えてねーよ!!」
〈はいはいw聖くんは意外と純情だねw〉
「うるせー」

真逆です
SEXモンスターって言われました

「もう切るからな」
〈響ちゃんが起きたら明日来れるようにちゃんと休むように言っておいて〉
「分かった」
〈じゃ、キス頑張ってw〉
「ざけんな!!切るぞ!!」

ウザい…

こっそりキスね…
たまには堂々としないキスもいいかもしれない…

「Zzz…」

寝てる事を確認
キスするか

チュッ…

「んぅ…」

!?!?
起きた!?

「Zzz…」

寝返りか…
ビビらせるなよ…
もう12時か…
飯作ろ…

「響、飯だから起きろ」
「…ごはん…?」
「リゾット作ったから食って」
「…うん…」

響がフラフラしながら出てきたから支えに行った

「そんな眠い?」
「ねむい…」

チュッ…クチュクチュ…

「ん…ぁ…んぅ…ふぁ…」
「起きた?」
「うん///」
「飯食うぞ」
「もう1回キスしてくれれば食べる…うわっ…」

クチュクチュ…クチュ…

「ぁ…んぅ…ふぁ…んぁ…何で…壁ドンで///」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ