テキストサイズ

不器用同士

第111章 響蘭に入る覚悟

「じゃあ現在進行形でw」
「響に支える人ができた。だからこそ響は小野をこの世界に入れないように抗った。以前死人が出たからね」
「…その事、蘭も言ってました」
「そうか。それでも角谷は入りたいのか?洗脳も覚悟で蘭といたいのか?」
「はい。俺は蘭を支える人ですからw」
「…蘭、聞いていただろ?」

え!?
いるの!?

「…はい…」
「何で俺の近くにいないの…」
「…蓮に…私がしてる事を私の前で知られたくなくて…」
「蘭はさ、何か勘違いしてない?」
「え…?」
「土曜日、俺が言った事覚えてないの?」
「っっ!!」
「だから一緒にいたいんだけど…ダメかな?」
「…嫌だよ…っ…博也さんみたいに…失いたくないよ…っっ…」
「…」
「…博也は元々蘭の父親代わりだったんだ」
「…なるほどね…でももう響蘭の事知っちゃったからね…」
「ダメだって何回言ったら分かるの!?死ぬんだよ!?」
「その言葉…そっくりそのまま返すよ…」

蘭side

「っっ!?…何…で…」

何…この殺気…

「道具?ふざけんなよ。道具だったら何で居場所がある事に喜んでるんだよ」
「…蓮…?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ