
不器用同士
第111章 響蘭に入る覚悟
蓮side
「…適当に座ってて」
まさか蘭のお父さんが蘭と響を仕事として使ってたとはね…
強いのも納得だよ
ガチャ…
「ただいま」
「…おかえり」
「会わせたいっていうのは彼の事か?」
「…はい…」
「会わせたくなかったか」
「当たり前でしょ!?」
「…」
「絶対この世界に入れさせない」
「…話を聞いてから決める」
「嫌だよ!!」
「話を聞かなければ何も出来ない」
「何もさせない!!」
「蘭のお父さんの名前、本当に剣崎さん?」
「蓮!!」
「俺が話を聞きたいんだ。どんな世界なのか…それを聞かなきゃずっと蘭と一緒にいたいから仲間入りしたいって言う事になる」
「…私…外出てる…」
「あんまり遠くに行かないでよ?」
「…響の家にいる」
「蘭、鍵持ってけ」
「ありがと…」
今まで見てきた元気な蘭がいなくなってた…
「名前は角谷蓮、でいいのかな?」
「はい」
「蘭からハッキングができると聞いた」
「興味本位でネットでハッキングのやり方を見て友達のスマホに侵入して…楽しくなっちゃって」
「ここにプログラムが入っている。解いてみなさい」
「はい」
「…解きました」
「…5分もかからず解いたか…」
「蘭が抜けられないって言ってた理由教えてくれませんか?」
「犯罪で正義になるからだ」
「犯罪で正義…?」
「現に蘭はハッキング、響は暴行。普通は刑務所行きだ。だけど警察の目をかいくぐり暴力団などを潰している。それが当たり前になって洗脳されるんだ。犯罪に手を出せば正義が勝ち取れる、とね」
「そんな事…娘にさせてたのかよ…」
「ああ。私は最初、響蘭を道具として取り入れた」
「お前!!」
「蓮くん、全部話聞くまで殴るの我慢しようか」
「…」
「響と蘭が男嫌いになったのも私のせいだろう。しかし、夏頃からか響が笑うようになった」
「…私が聖と付き合い始めた頃の話だよ」
「私は付き合っている事を知らなかったから何故笑っているのかが分からなかった。しかしステージの日、響が小野を紹介した時全てを悟った。響を支える人がいるという事に気づいたからだ。私は響達を道具と思い過ごしてきた。1度も支えようとしなかった。だから響達を狂わせた…本当に申し訳ない」
「いいんだよ?だって師匠は私の居場所を作ってくれた。そりゃ最初は辛くて男嫌いになった。だけど師匠といる時が幸せだった…」
「過去形か…w」
「…適当に座ってて」
まさか蘭のお父さんが蘭と響を仕事として使ってたとはね…
強いのも納得だよ
ガチャ…
「ただいま」
「…おかえり」
「会わせたいっていうのは彼の事か?」
「…はい…」
「会わせたくなかったか」
「当たり前でしょ!?」
「…」
「絶対この世界に入れさせない」
「…話を聞いてから決める」
「嫌だよ!!」
「話を聞かなければ何も出来ない」
「何もさせない!!」
「蘭のお父さんの名前、本当に剣崎さん?」
「蓮!!」
「俺が話を聞きたいんだ。どんな世界なのか…それを聞かなきゃずっと蘭と一緒にいたいから仲間入りしたいって言う事になる」
「…私…外出てる…」
「あんまり遠くに行かないでよ?」
「…響の家にいる」
「蘭、鍵持ってけ」
「ありがと…」
今まで見てきた元気な蘭がいなくなってた…
「名前は角谷蓮、でいいのかな?」
「はい」
「蘭からハッキングができると聞いた」
「興味本位でネットでハッキングのやり方を見て友達のスマホに侵入して…楽しくなっちゃって」
「ここにプログラムが入っている。解いてみなさい」
「はい」
「…解きました」
「…5分もかからず解いたか…」
「蘭が抜けられないって言ってた理由教えてくれませんか?」
「犯罪で正義になるからだ」
「犯罪で正義…?」
「現に蘭はハッキング、響は暴行。普通は刑務所行きだ。だけど警察の目をかいくぐり暴力団などを潰している。それが当たり前になって洗脳されるんだ。犯罪に手を出せば正義が勝ち取れる、とね」
「そんな事…娘にさせてたのかよ…」
「ああ。私は最初、響蘭を道具として取り入れた」
「お前!!」
「蓮くん、全部話聞くまで殴るの我慢しようか」
「…」
「響と蘭が男嫌いになったのも私のせいだろう。しかし、夏頃からか響が笑うようになった」
「…私が聖と付き合い始めた頃の話だよ」
「私は付き合っている事を知らなかったから何故笑っているのかが分からなかった。しかしステージの日、響が小野を紹介した時全てを悟った。響を支える人がいるという事に気づいたからだ。私は響達を道具と思い過ごしてきた。1度も支えようとしなかった。だから響達を狂わせた…本当に申し訳ない」
「いいんだよ?だって師匠は私の居場所を作ってくれた。そりゃ最初は辛くて男嫌いになった。だけど師匠といる時が幸せだった…」
「過去形か…w」
