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不器用同士

第25章 パフパフひびき

響side

聖からLINEが来た

〈紙取り返してきた〉

おおー!!朗報だ!!

〈お化け屋敷で渡すわ〉
《分かったー。何時に行けばいい?》
〈30分後くらいにはお化け屋敷着けるけど〉
《り。じゃあ着いたらLINEして》
〈おー〉

やっと回収できる!
手早く身だしなみを整えて聖のLINEを待った

〈着いた〉
《すぐ行く》

あー!楽しみだなー!!
私はすぐにお化け屋敷に行った


聖side

響は本当にすぐに来た

「ごめん、お待たせ」
「っ!?」

胸元開きすぎだろ!!

「聖?」
「いや…何でもない」
「あ、パフちょうだい」

言い方…
あ、何か面白そうな事思いついた…

「はい」
「ありがと!!」

響が紙を取りそうになった瞬間俺は紙を引っ張って響の手が届かないように紙を上にあげてた

「ちょっと!!返してよ!!」
「取り返してみろよw」
「返せー!!」

響は取り返そうと頑張ってたw

「うー…このやろ!!」
「っっ!?」

こちょこちょするなよ!!
しかも何で俺の効く場所1発で当てられるんだよ!!
俺はくすぐったすぎて手は上げたままだけど前傾姿勢になってしまった
そこに紙を必死に取ろうとする響が俺にくっついてきた

「ーっっ!?///」
「ん?」
「はぁ…少しは気づけバカ…」
「何を?」
「不可抗力で俺がパフられてた…///」
「え!?ごめん!!///」

もう1つまずい事がある…
響は胸元が開いたTシャツを着ていた

…ブラが…///

「よっと!!」
「あ!!」

俺が戸惑ってる隙に紙を取られた…
また取り返さな…

「何してるんだよ!?」
「ここならそう簡単には取れないでしょ?w」

響は紙を4つ折りにして隠した

ブラの中に

「5分以内に取れなければこのまま家に持ち帰って燃やすからw」
「はぁ!?」

人生最大の難関だな…
服の上でも緊張したのに肌に触れと!?
地獄にしか思えない…

「あと2分ーw」

やばい…燃やされる…
だけどあいつ絶対声出すじゃん!!
絶対前より音量大きいじゃん!!

「あと1分!w」

…腹くくるか…紙を燃やすわけにはいかない

「…取ればいいんだろ?」
「そーだよw」
「じゃあ…御免こうむる」
「っ!?」
「やっぱ返す気ないんだな…」
「と、取ればいいのよ!!///」
「…御免こうむる…」

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