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不器用同士

第118章 またまたピンチ!?

「神…剣崎さん…」
「小野は響と蘭の所にいてやりなさい。ここは私が何とかしよう」
「サンキュ!!響と蘭大丈夫か?」
「う、うん…」
「立てるか?」
「何とか…」
「蘭は?」
「行けるよ…」
「変人の所行けるか?」
「頑張るよ…」
「じゃあ行くぞ」

響と蘭を支えながら変人の所に連れて行った

「変人!!簡単な手当してくれ!!」
「っっ!?どうしたの!?」
「不審者だよ!!気づかなかったのかよこのポンコツ!!」
「暴言は後で聞く!!響ちゃんと蘭ちゃんそこ座って!!聖くんは救急車!!」
「分かってる!!」

変人side

この2人に何が起こったんだ!?
不審者!?どこから!?
…!!
教育委員会か!!
それよりも怪我人2人だ!!

「響ちゃんどこ痛い!?」
「だ…大丈夫…」
「はぁっ!?」
「大丈…ぐはっ!!…あ"っ…はぁっ…はぁっ…」

響ちゃんが血を吐いた

「骨折れてる…!?…聖くん!!折れた骨が内臓に刺さってる可能性ありって伝えて!!」
「っっ!?分かった!!」

聖くんはちゃんと伝えてくれた…
慌ててるはずなのにちゃんと…
ちゃんと響ちゃんを想って行動してる…
僕も頑張らないと…!!

「響ちゃんもうちょっと頑張れる!?」
「ぅん…っっ!!…頑張…る…」
「ごめんね!!…蘭ちゃんはどこ痛い!?」
「……」
「蘭ちゃん!?どうしたの!?」

蘭ちゃんと目が合わない…
と言うか蘭ちゃんが動いてない…

「聖くん!!蘭ちゃんに脳のダメージありって伝えて!!」
「分かった!!」

何でこの子達はこんなに我慢できるの!?

聖side

「ひ…じり…」
「響!?どうした!?」
「ごめ…ん…今回…っあ"…ヤバそ…」
「あんま喋るな!!」
「お父さん…の所…あ"っ!!かはっ!!はぁっ!!はぁっ!!…」

また血を吐いた…

「もう喋るな!!」
「お父さんの所…っっ…行って…私は…いいから…」
「はぁっ!?」
「ぜ…絶対…死なない…から…ぐあ"っ!!…早く…っ…あいつを……」
「響っ!!」

響が倒れた…

「変人!!響が!!」
「倒れたの!?息してる!?」

響の口に手を当ててみた

「っっ!!少しだけ息してる!!」
「OK!!」

ピーポーピーポー…

「救急車来た!!僕案内してくるから響ちゃん達見てて!!」
「ああ!!」

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