テキストサイズ

不器用同士

第118章 またまたピンチ!?

「何故かな?」
「え…?」

花梨side

いきなり知らない人が3人も来てカイ兄に酷い事し始めてどうしたらいいか分かんなくなってきた

「私の娘達は薬漬けになったこの男に病院送りにされた。親が反撃しないはずないだろう」
「響ちゃんと蘭ちゃんのお父さんなの…?」
「正確には響の親代わりで蘭の父親だ」
「だけど!!」
「よく考えろ。普通の女が同級生を守るためにヤクザと戦うのと私の娘達を潰すために薬を使う。どっちが悪いと思う?」
「それは…」

悪いのは…

カイ兄と桐島だ…

「剣崎さん、お待たせしました」
「足立君、証拠は撮ったね?」
「はい」
「膝を撃ってあげなさい」
「はい」

撃つ…?

「撃たないで!!」
「警察の仕事にガキが文句言うな」

この人…
花梨が響ちゃんのパソコン壊した時にいた人だ…

パンッ!!パンッ!!

「っ!!…っっ!!」
「カイ兄!!」
「あなたは動かないでください。剣崎さんの邪魔になるので」
「カイ兄撃たれたんだよ!?」
「俺達は響さんと蘭さんに傷つけた奴を実力を行使して潰すだけだ」
「つ、潰す…ダメだよ!!」
「ビッチは黙っててください」
「ビッチって」
「雷斗、行くぞ」
「ああ!!兄貴右頼む!!」
「了解」

この2人も何者なの…?

「ぐっ!!」

バタ…

「カイ兄!!」
「剣崎さん!!」
「分かってるw」

バンッ!!

「う"っ…あ"っ…」

蘭ちゃんのお父さんが床に膝をつけたカイ兄の頭を思いっきり蹴った
そしたらカイ兄が動かなくなって…

「カイ兄!!カイ兄っ!!」
「殺してはいない。ここからは足立君の仕事だね」
「はい。では結果は後ほど」
「風雅と雷斗もご苦労だったね」
「いえ、俺は何も」
「終わった事だ。気にするな。響達の所に行くぞ」
「「はい」」

神代side

クソ…
神崎組をもっと警戒しておくべきだった…
そうすれば娘達が…

「…ふっ…」
「師匠?」
「いや…こんなに慌てたのは久しぶりだと思ってね…」
「樋口さん達は絶対死にません」
「…ああ」
「早く行きましょう」
「…ああ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ