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聖side

『う"っ…あ"っ…』

終わったか!!
角谷呼んで響達の所行かねーと!!

「す…蓮!!終わった!!行くぞ!!」
「分かった!!みんなは先生が来るまでここにいて!!」
「あ、ああ…」「うん…」

同級生達は困惑してた
逆の立場だったら俺も困惑する
だけどお前達より大事な人が危ねーんだよっ…

「…変人!!病院どこだ!!」
『中央病院!!そっちは終わったの!?』
「ああ!!すぐ行く!!」
『気をつけてね!!』

「剣崎さん頼む!!」
「早く車に乗りなさい!!風雅と雷斗も来なさい!!」
「「はい!!」」

神代さんがめっちゃ慌ててる…
娘と認識したらそうなるのか？

「小野!!病院どこだ!!」
「中央病院!!」
「飛ばすぞ!!」

ここが田舎で良かったと思う
神代さんは普通に100km出したりドリフトしたりしてた

「ナイト君!!蘭はどうなったの!?」
「…脳にダメージあるらしい…保健室着いたら目は開いてるけど無反応で…」
「っっ…」

「私のせいだ…響達を道具にしたから…」

否定したい…
だけど事実なんだ…

「…自分責めるより響達の心配しようぜ」
「っっ!!…そうだな。そろそろ着くぞ」

車を降りた瞬間全員は走っていた
すぐに響達がいる所に行った

「変人!!響は!?」
「2人共まだ手術終わってない…」
「…剣崎蘭の父と響の親代わりをしています。剣崎悠馬です。今回はご迷惑をおかけして申し訳ありません…」
「いえ、僕より響ちゃん達の心配しましょう」
「はい…」
「響ちゃん達の連絡してなかったんですけどどこから連絡行きましたか？」
「蘭からです」
「何で…」
「…私は蘭と響に総合格闘技を教えていました…それであの子達は同級生を守るために戦ったそうです…っ…」

神代さんが泣いてる…
初めて見た…
雷斗達も驚いてる…

「樋口響さんの手術が終わりました」
「響は!?」
「っ!?」

あー…
俺がいるから驚いたのか…
バレるかもな…

「あ…骨が2本折れていて2本共胃と食道に刺さっていました」
「嘘だろ…血吐く前普通に話してたのに…」
「っっ!?響は小野くんの前で演技していたという事か!?」
「剣崎さん…近くにいたのに気づかなくてすみません…」
「いや…蘭は…まだですか…？」