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不器用同士

第124章 新たなトラブル

「「響っ!!」」

響の周りには沢山の錠剤が散らばっていた
嘘だ…もしかして…

「村瀬先生!響が眠剤飲んで…っ!」
「響ちゃん!?聞こえる!?」
「…」
「俺が…俺が気を抜いたから…」
「違う!小野くんのせいじゃない!」

プルルル…

「小野から電話なんて珍しいな。どうした?」
「神代さん…響が…大量に眠剤飲んで…」
「っっ!?すぐに行く!病院はどこだ!」
「中央病院…」
「小野まで変なことを考えるなよ!?」
「ぁぁ…病院で待ってる…」

響を守れなかった…
全部俺の…俺のせいで…
俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい…

「…響…守る…守れなかったやつ…殺す…」
「小野くん!!」

あ…
ここに丁度いいやつあるじゃん…
響を守れなかった奴は殺そう…

「村瀬先生!!チャカを取られないようにして!!」
「っっ!?聖くん!!やめろ!!」

ドスッ!

「ぐはっ…」

殴…られた…?

「村瀬先生!?殴るのはやりす」
「響ちゃんを悲しませるようなことするんじゃねーよ!!お前は響ちゃんの大事な男だろ!!」

変人が…キレてる…
こんな所見たことない…

「お前男だろ!!殴られたくらいで座ってんじゃねーよ!!早く立てよ!!」
「でも…俺は…」
「でもなんてしみったれたこと言ってんじゃねぇ!!男なら筋通せガキ!!早く車乗れ!!」
「…ぁぁ…」
「小野くん、立てる?…行くよ」

蘭に引きずられながら変人の車に乗った…

「チッ…信号無視してぇ…早く青になれよ…💢」
「む、村瀬先生…?」
「あ?あー、ガキども、煙草吸うけどいいよな?」
「え!?」
「いいよな?💢」
「はいっ!」
「俺にも吸わせろ…」
「小野くんはダメでしょ…」
「そんな情けない顔してる奴に吸わせるわけ無いだろ馬鹿なのか?」
「…変人…」
「村瀬先生って呼べって何回言ったらわかるんだよクソガキ💢」
「…村瀬…先生…はぁ…変人、今のキャラが素なんだろ?」
「ああ。何か文句あるか?💢」
「ヤンキーみたいだな…」
「総員500人の暴走族の総長やってたからな」
「え!?村瀬先生が!?」
「昔の話だ。ほら病院着いたぞ」
「ありがとうございます。小野くん行くよ!」

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