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不器用同士

第28章 光と二人きり

「響、これからも俺とは遊んだりできるか?」
「好きだから当たり前じゃん」
「ブレないなw」
「うん」
「最近分かったことがある」
「何?」
「響は俺に抱きつくの好きだよな。現に今抱きついてる」
「うっさい!!///」
「最初は心臓に悪かったな」
「お互い様。だけど好きなんだからしょうがない」

好き…か…
俺はまだ友達感覚だからな…
今は申し訳ないと思う
だけど頑張って好きになるのは違うと思うんだよな…

今8時か…結構話してたな…
あ…

「響…手首…」
「え…?」

響の手首には光の手形がくっきり残ってた

「悪い。気づかなかった」
「大丈夫だよ…私は大丈夫。早く消えないかな…」
「でも…」
「ただのアザだから」

アザができるほど握られてたのかよ…
俺はどうしたら…

「夏休み明けたら2人で登校するか」
「…うん」
「大丈夫だから」
「…でも…」
「俺はお前の事ほっとけねーから」
「ありがと…」
「お前唇とか傷だらけだし…俺がいない所だけ強がりやがって…」
「…」

「聖」
「ん?」

響は俺の目をしっかり見て言った

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