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本気になんかならない

第7章 好き?

「なぁ、今年の仕掛人は誰なんだ?いくらなんでも気が長すぎる。インフルエンザにでもかかってんのか?」

後ろの男に相談してみた。

「お前、まだ言ってんの?
あれ、あげたんだろ?はやめのホワイトデーに」

男は自分の首を示し、ネックレスをほのめかす。

「いや、だってさ…」

と言いかけたところで、廊下から呼ばれる。

「和波君、お昼一緒しよ?」

和波君、ときたもんだ…。

俺が固まると、彼はニヤっと俺の背を叩いて手を振った。

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