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本気になんかならない

第7章 好き?

俺は毎日、正木さんを自宅マンション入口まで送る。
もうデートは何回目だろう。

その日はその角の手前で、服を引っぱられ。

「和波君、好き」

俺に好意を寄せてくれる物好きなコ。

"あの時は、ウソだと思ってました"
なんていまさら言ったら、泣くかも。

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