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本気になんかならない

第12章 1・2・3

冬休みがあけて、ときは2月のバレンタイン

中庭で私は「がんばってね」と彼氏に合格祈願のチョコを渡す。

顔色の冴えない彼氏は、言葉少なに自分の教室に消えた。

あんまり眠れてないのかなぁ…
見通し悪いのかなぁ…

そう思っても口にはできずに、見送った。

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