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本気になんかならない

第13章 争奪戦

私が宮石君をチラチラ見ながら
緊張して待っていると、

彼のとなりに座った女子

小浜さん。

ちょっと化粧してますか？

ちょっとスカートの裾あげてますか？


小さな箱を手に持って…

わ、ヤバい。

目の前で先越されるかも。


お願い、宮石君！

返事はせめて私のいないところでして！
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