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本気になんかならない

第13章 争奪戦

「宮石君」と小浜さんが声をかける。

私は、なすすべなくうつむいて
ヒソヒソとしたその会話を、、

すみません、聞くつもりはないんです。
だけど、耳に入ってくるんです!


「ね、彼女いるの?」と小浜さんは聞く。

「いない」と返した宮石君。

ああ、ジ・エンドね。

宮石君に断る理由がないんだもの。


もうここで、
ふたりがくっつくのを聞いてるなんて
やるせない!

席を立とうと私はしたけど、


小浜さんが彼をバチーンって。。


引っぱたいたんだ。


うっっわー、痛そうっ!

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