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本気になんかならない

第27章 熱

芳名帳の前で意識をとばしていた俺を呼ぶ声。

「おいっ、宮石?」

ん?ああ、部長か。能は観たのかな…。
ドア、閉めろよ。寒いだろ…。

あれ?
部長がまわってる…

いや、まわってるのは、俺?

空が落ちてきそうな……

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