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本気になんかならない

第30章 初デート

彼女がポツリと呟く。

「和君。お店、休ませちゃったね」

「ああ、すっかり忘れてた。
大学行く前に寄って頭さげるよ」

「ごめんね。
私からも、ちいちゃん(店長)に謝っとく」

「そんなこと気にするなよ。俺のバイトだし」

待ち時間も長くあったのに、連絡するなんて思いつかずに過ごしたのは俺なんだし。


スマホを見てみるけど、着信なく
メールは帆澄から2件…は、あとで返すとして。

あの和史さんが無断欠勤をほっておくわけない。
貴志からも何も入ってないってことは、

もしかして昨日はバイト入ってなかった?
って考えた。
ま、それは朝になったら解決するから。

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