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本気になんかならない

第32章 クリスマス会

挨拶を済まして、いったんは自宅に帰ったものの
北里とその男のことが頭から離れない。

その小川父が、北里に好意を抱いているとして
北里に、その気はあるんだろうか……?


時計はそろそろ18時半。
2歳児がいる家庭なら、夕ごはんを終えたかどうかという時間。

俺の部屋をノックして、夕食の準備ができたことを知らせてくれた妹へ
「出かけてくるから、帆澄と先に食べて」と告げて
俺は家を出た。

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