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本気になんかならない

第33章 告白

その手をそっとつかむ。
北里は拒むことなく俺の挙動を見守って。
俺は握っていたケースをその手に乗せた。

「え?何これ?…え?え?」

彼女の手をはさむようにして、俺は決意とともにフタを開ける。

「……和君、、これ…」

「好き。俺、どうしようもなく北里のこと、好き。
結婚を前提に俺とつきあってください」

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