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本気になんかならない

第38章 ファーザークリスマス

料理が運ばれるまでのあいだに、リュックを貰った。

トートをなくしてしまっていた私としては、このうえない、送別のプレゼントだった。

だけど彼は、私の再婚うんぬん話を知らなくて、クリスマスのプレゼントとしてくれたようで。

そのうえ、さらに、

告白を、してくれた。。。


彼からの言葉が嬉しくて、嬉しすぎて、あふれかえってくる感情の波。

静かに燃える暖炉の火の精に染められたかのように、頬が熱くほてりだして

はっきり意識した。
自分の気持ち…。


小川さんに言われたときと、全然ちがう。
あのときは、お金のことばかり考えて

"好き"かどうかなんて度外視してた…。

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