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本気になんかならない

第43章 扉

***

夕食のあとに入浴を済ませて、部屋に入ろうとするふたりに声をかける。

「あっちが俺の部屋だから、必要なものあったら言って」

「ありがとう。思いついたら言うわね」

「紗波ちゃん、いい夢みてね。おやすみ」

「和せんせー、おやすみなさい」

心の底からほっとした俺は、ふたりを見送った。

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